2010年05月17日

壁 甦生工法

こんにちわ

今日は伊豆の国市は長岡の 温泉旅館はなぶさ 様で施工させて頂いた外壁修繕の特殊工法をご紹介いたします。

三島市にあります、㈱AS-SZKi 様の監理の下 工事が執り行われました。

昨年の地震のときに正面の壁が割れてしまっており美観を損ねているばかりか、
剥落する危険を含んでいたものでこれを回避し現状復旧することが今回の工事目的でした。
建物は鉄骨ALC造で目地部をモルタル充填して一枚壁に見せていたものでした。
本来鉄骨ALCの目地部は収縮できることで他へ負担を掛けない構造となっているので、
ここをただ埋めているだけでは当然割れてくるのだと思います。

私共では、ここを部分的な処理ではなく全面にグラスファイバーメッシュを入れることにより目地部にかかる負担を壁全体で受けようと考えました。
特殊モルタルでメッシュを伏せこんで下地を作っています。

壁 甦生工法
さらに現在ある外壁塗材の中で一番弾性力のあるアクリルゴム系の中塗材でこれを覆い

壁 甦生工法


トップコートにはこの弾性力に耐えられる同等以上の弾性力をもち尚且つ、温泉旅館の佇まいを
損ねることの無い艶消し仕上げを採用しました。

壁 甦生工法


ことばで書くと簡単そうに見えるものですが、

これらは全て工法としてカタログ記載があるわけではありません。

建築技術と塗料技術と実際の現場を支える職人の技術力のコラボレートにより実現できるものです。

また、この工法や技術力を理解して採用して頂きました

お施主様のはなぶさ様と元請AS-SZKi様に感謝申し上げます。

このような特殊な工法も弊社は多彩な実績と技術力のある職人集団とのコラボにより実現できます。






Posted by 鈴木化成品株式会社 at 13:55│Comments(0)塗壁
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
壁 甦生工法
    コメント(0)